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- 胆石治療
さて、この日はピロリ菌の除菌の検査結果のため、市内のT病院へ。
前回、ピロリ菌の除菌薬をもらっていました。のつづきです。
ピロリ菌の除菌ができているかどうかの検査方法はいくつかあって、今回は「尿素呼気試験」という検査を行いました。
まずウイダーinゼリーみたいな小さな袋に息を吹き込みます。つぎに錠剤と水を飲み、もう一度小さな袋に息を吹き込みます。
しばらく待って外来へ。担当医師に呼ばれると
ピロリ菌の除菌は成功!でも、、、
「検査の結果は陰性でした。成功ですよ!」と言う医師の笑顔。
「そ、そうですか、よかったです」と苦笑いしつつ、少々不安気な表情の私。
(ちなみにピロリ菌の除菌治療は1回で成功しない場合もあるので、本来ならやったー!と喜びたかったところなんです)
その表情を見てすぐに察した医師は、どした?という顔になり、私がなにか発するのを待つ様子。
「あのじつは、、、」
と少しづつ先日のお腹と胸の痛みからの経緯を説明しました。
「うーん、その痛みが何だったのか?今となってははっきりとはわからないし、検査をしないと何とも言えないけれど、胆石発作の可能性は高いですね。とりあえず血液検査とCTを撮って来週結果を聞きに来てください」と。
なんかもー今年はいったい何本血液検査をすればいいわけ?
それと血液検査とCTだけなら、本来は当日中に結果はでるのだけど、大病院で医師のスケジュールも詰まっており「来週来てください」になっちゃうのかな(想像)?
患者としては面倒なんだけど、病院もお金も稼がなあかんし仕方ないのだろう。
そして翌週、検査結果を聞きに行くと、CTの写真を見る限り、私の胆のうには胆石が充満しているし、総胆管にもいくつか細かい石がありますねとのこと。
でたっ総胆管!もう覚えちゃったよ。
担当医師は、消化器内科の医師ではないのだが、消化器の医師からの所見などその方面の医師の見解も効いて伝えてくれたようだった。
血液検査の結果では、まだあまり深刻な症状は見当たらないので、急ぐ必要はないけれど、かといってこのまま放置しておくのもよくない。
なのでやはり早めに治療を始めたほうがいいのでは?とのことでした。
胆石症について今後の治療法の説明を受ける。
で、本題に入ると、こちらの病院で胆のう摘出手術(腹腔鏡手術や開腹手術)は可能だけれど、
総胆管の結石を取りのぞく手術(特殊な胃カメラで行う内視鏡的手術のことで正式には内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)というらしい)は、こちらの病院では行っていないとのこと。
あーなんか色々新しい言葉が次々と出てきて、頭がグルグルしちゃう。
医師からの説明によると、
私の場合はまず、
内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)で総胆管の細かな石を取りのぞき、そのあと腹腔鏡手術で胆のう摘出手術をする流れになるとのことでした。
こちらの主治医はあくまでも専門が大腸なので、はっきりとこうだとは言えないけれどと前置き。
でも医師として多方面も勉強しているでしょうから、きっとそうなんだろうね。
でも今後紹介することになる病院の医師の説明をちゃんと聞いてしたがってねってことなんだと思う。
そして、私の住んでいる地域で総胆管の内視鏡手術(ERCP)と胆のう摘出手術の両方ができる病院(消化器内科と外科がある)をいくつかピックアップしてもらい、
「ここかここの病院が候補だけど、こちらの病院の医師が常勤だから、こっちのがいいかも。
でももしも、自分で調べてほかに行きたいところがあれば、宛先なしで紹介状を書いておきますよ」
と言われる。
「でも、でも、そんないきなり手術とか言われても心の準備が、、、それにその特殊な胃カメラってどんなのですか?痛いんですか?」
いろいろ不安に思う気持ちを医師にぶつけるも、
「うん、、、まあ、他のもっと重篤な病気と比べたらちゃんと治せば大丈夫なので、ゴールを目指してがんばって!」
と背中を押されてしまう。
(そっか、そうだよね。癌とかもっともっと大変な病気と闘っている方たちに比べたら、くよくよしてるわけにはいかないよね)
で、紹介された家からも近くて医師が常勤の病院というのがM病院なんだけど、、、。
ネットのクチコミ評価がめちゃくちゃ悪い、、、。
なに?この星の数とかもう二度と行かないとかのコメントは??不安にさせないでよー。怖いよー。
でも、気を取り直してまずは紹介状を持って診察に行かないと。もしかしたら手術しなくてもいいって言われるかもしれないし(甘い、、)。
そして、逆流性食道炎の薬(タケキャブ)を多めに処方してもらい、紹介状をもらって帰路に着く。
(私の場合は胃カメラのときに逆流性食道炎と診断されたのだけど、ピロリ菌を除去すると逆流性食道炎の症状が出る場合があります)
手術かあ、はあ~しかも2回やらないといけないの?
いまはもう全然痛くないんだけど、やらないとダメなのかな?
ずっとずっとクヨクヨしている私の頭の中でした。
そのうち石が流れて無くなってしまうことはないのかな?
家に帰ってもう一度ググって考えてみよう。←あーー往生際が悪い。
紹介状をもって消化器内科のある新たな病院へ
なんだかんだ10日間くらい家でうだうだしながら、M病院のサイトを見たり、この病気のことをネットで調べたりしていた。
そして月曜日、
ようやく重い腰を上げて、紹介状を持ってM病院へ。
サイトの担当医表を見て、一番トップの医師のいる日にしようと思ってその曜日に外来へ行く。
まずは入り口で紹介状ありの初診の受付をする。
(紹介状なしだと2000円もかかるのかー高いなー)
10時に着いてなんだかんだ11時頃に診察。
でもサイトで見ていた名前のえらい医師じゃなく、30代くらいの若い医師に呼ばれる。
あれ?ネットで見た医師って診察に入ってないみたい。
なーんだ、それなら曜日なんて気にせずにいつでも来院すればよかったのか。
そしてこの若い医師の説明によると、紹介状のデータ、CTや血液検査の結果を見ると、やはり前回と同じような診断。
急をようしはしないけれど、総胆管にある小さな石をまずはキレイにおそうじしてから胆のうを取るのがいいでしょうと。
または、胆石発作(痛み)が起きてから手術をするのか、その痛みは明日来るかもしれないし、20年後かもしれないしわからないのだそうだ。
結局、いますぐ治療(手術)を開始するかを決めるのは自分の意思でということ。
けれど、いつか痛みが来るのを待っての治療にはリスクがともなう。
- 年老いてくると体力がなくなる。
- 炎症がひどくなると緊急手術になってしまう。
- 放置していると胆のうの壁も厚くなって取り出しにくくなる。
→結果、開腹手術になる可能性も高くなる。
なので、ずっと爆弾を抱えているような状態であれば、手術をするなら早ければ早い方がいいのではとのこと。
結局は本人の意思なので医師からは、すぐに手術しましょうとは言われないのだ。
で、まだ手術をする決断と勇気が持てない私(いまだクヨクヨしていた)。
「先生、ひとまず考えてまた来ます」
と言うと
「そしたら来月くらいに予約とっておきますか?」
「あ、大丈夫です。適当に来ます」
「予約じゃないと今日みたいに待ちますよ。いいですか?僕は月曜と木曜日の担当なので、何かあったらいつでも来てくださいね」
と言われる。
帰宅してからも、胆石についていろいろググるとやはり、手術は免れないみたい。。。
夫に相談すると、
「俺だったらいつ痛くなるかわからないなら、すぐ取って取って~って言っちゃう」
、、、うちの夫はこんな感じ。
「でも、もう年の瀬だし年明けに入院と手術の予定を組んでもいいんじゃないの?」
とも言われる。
確かに、緊急ならともかく医師のスケジュールやベッドの空き状態もあるだろうしね。
夫は私と違いメンタルが強いというか、こういうときの決断ははっきりとしている。
来週もう一度病院に行ってみよう。ちょっと決心ついてきた。
水曜日、
この日は朝から夫の会社の女性検診の日。
午前中に健康診断が終わって午後は月一で通うハートクリニックへ向かいました。
そう、、、血圧も高めなのです。
ここのハートクリニックの先生はベテランで、若い頃は救急外来などにもいた経験があるそうで、これまでの胆石の症状は相談した。
即答で、
「早く取った方がいい」
と言われた。
手術をするか患者の意思で決めるので、病院から手術をするようには強く言われなかった。
だからこの医師の言いかたはいまの時代ではもしかしたらタブーなのかもしれない。
でも私のようにクヨクヨしている患者には、はっきりと言ってもらったほうがいいような気もする。
T病院の医師も強くは言わなかったけど、手術はした方がいいとニュアンス的には言っていた。
M病院の医師もやんわりと手術をすすめていたと思う。
この日はハートクリニックの医師にも背中を押してもらうと、どうにか決心もついてきた。
そうと決まったら、明日(木曜)か、週明けの月曜に病院に行って手術の予定を組もう!
がんばれっ自分!!