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- 胆石治療
胆石発作のため、突然の入院生活がはじまりました。
胆石③腹部の痛みは突然に!からのそのまんま入院日記のつづきです。
入院なんて出産のとき以来で、病気での入院も手術も初めての経験です。
人生何が起こるかわからないものですね。
1日目は痛みからの緊急入院でバタバタしましたが、これから数日、つぎの治療まで体調を整えていきます。
contents(目次)
入院準備と絶食
きのうの入院初日の夕方に1度目の(ERCP※)をしました。
入院2日目のこの日も、朝から絶食です。前日からほとんど何も食べていないので絶食は2日目。どちらにせよ、まだお腹の調子が悪く痛みもあるので食欲もないのですけどね。
それに、きのうは通院のつもりで来たので、何も持ってきていません。きのうの術着の寝巻のまま過ごしていました。
幸い病院から自宅までは車で30分程度。
夫が休みだったことが幸いして、家からいろいろと持ってきてくれました。
「タオルと下着は持ってきたし、パジャマはレンタルでいいね」
普段はこの人(夫)なんにもしないのにこんなときはテキパキとして頼りになるっ!(びっくり)
入院してみて改めて気づかされたけど、夫はこういうとき本当に頼もしいのだなと感心しました。
うちはアラフィフの再婚同士で結婚5年目。こんな風にお互いのことを新たに気づくことがときどきあります。
昨年の夏に「尿路結石」で数日ほど入院した夫は、入院の先輩風をふかしてこう言った。
「入院中ってすっごくひまでひまで退屈なんだよねー」
「えーでも、テレビとかラジオがあるじゃん」
「あっても飽きるんだよ。とにかく時間があまってつまんないんだってー」
と言いながら、家からiPadやイヤホン、自分が通勤で使っているWi-Fiルーター、コンセントなどを持ってきてベッドの横にちゃちゃっとセッティングしてくれました。
これでひまどころか、映画もテレビも見放題だわ。
※iPadなどの貴重品は、管理できないような病状でしたら持ち込まない方がいいです。私はベッドを離れるときは必ず貴重品用の鍵の付いた引き出しにしまっていました。
思いのほか食べられない、初めての入院食
朝は6時起床。血圧、検温、採血など、朝食なし。
午前中は、ずっとお腹と背中に痛みがあり。この痛みは長く続いていて、胆石のせいなのかなんだったのだかいまだにわからないのです。
(少し生理も続いていたので生理痛だったかもしれないし、便秘の痛みだったかもしれません)
それと点滴のせいだと思うけど、トイレが近くて2時間おきくらいに行く。お茶とお水は飲んでもオッケーとのこと。廊下に給茶機があるので、ほうじ茶とお水をときどき飲む。
ずっと寝てたら筋力落ちるし、動けるときに動きたいなと。
痛みがあまりないときに調子に乗って動きまわるとお腹が痛くなるのがしばらくつづく。
お腹のいろいろな場所が痛くて、胆石?胃腸炎?生理痛?どこだと考えてもわからないけど痛いので寝る。
朝の血液検査の結果、アミラーゼ※の数値が少し高いと言われて、昼食もなし。
看護師さんの話では数値は少し高いけど、もう正常範囲内なので食事を食べてもいいのだけど、先生が慎重なのでもう少しがまんしてねと。
※アミラーゼはすい臓に炎症がある場合に数値が高くなる。
※ERCPの合併症として、膵炎(すい臓の炎症)を引き起こす可能性がある。
先生が来たので、もうごはんが食べたいですーーっと一応言ってみる。じゃあ夕食からとしぶしぶOKをもらえました。
点滴をしているとお腹はあまり空かないのだけど、なんか食べたいですよね。
14時から面会時間。夫と母が来る。
ふたりとも来てくれるのはありがたいが、なんだか話すこともないし。他の面会のご家族ってすぐに帰ってるけど、母はなかなか帰らない。
18時の夕食↓
きのう家で食べた朝のバナナ以来、約2日ぶりの食事ー!とはいえ、メニューはほぼ離乳食みたい。
鯛そぼろ、ほうれん草?、すりおろしりんご、かぼちゃペースト、つぶしたトマト、7分粥、ヨーグルト。
食べはじめると、
あんなに食べたかったごはんなのに、なかなか食べられない。
これには驚きました。
ゆっくりゆっくりちびちびと食べる。
やっぱり弱っているんだ、私のからだは。
最初見たとき、こんな量でお腹空いちゃいそうって思ったけど、ぜんぜんお腹が空かないなー。不思議。
だんだんとおなかの痛みがやわらいできた。人間、調子が良くなってくると他のことに気づいて文句が言いたくなってきます。
お風呂に入ってないから頭がかゆいし、病室が暑くて汗もでるし。トイレの洗面所で首周りを軽く拭いて少しスッキリしました。
部屋に洗面所があったことはあとで気づいた。それだけベッドとトイレの往復しかしてなかったってことですね。
持参したiPadでAmazonプライム
せっかく夫がセッティングしてくれたので、2007年公開の長澤まさみ主演の映画「そのときは彼によろしく」を途中まで観ました。
入院中はあんまり重い話、つづきが気になって仕方がないワクワクするようなストーリーは避けておこうと爽やか系の映画にしよう。
長澤まさみ、山田孝之、塚本高史、みんな若いなー。
「そのときは彼によろしく」この映画は「いま、会いにゆきます」や「黄泉がえり」なんかの系統?
この頃からだいぶ時間が経っているのに、最近の邦画ってこういうファンタジー系?が多いような気がします。最近でも「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」や「フォルトゥナの瞳」とか。
21時消灯。なかなか寝られなくて22時頃やっと寝る。きのうも思ったけれど、病院の夜は絶えずなにかの機械音が聞こえてきてうるさい。
夜中に認知症らしきおじいさんが看護師さんにずっーと喋りかけていたり、どこかの部屋の色んな機材の音でちょいちょい目が覚めてしまいます。