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久しぶりに昔の知人に再会することになり、ランチの時間や場所を決めることになりました。
地方に住んでいる彼女とは、長年、年賀状やメールなどを通してやり取りをしていたので、いつか会ってみたいねとは言っていました。
本当に若い頃にお世話になった方で、友人とも違うし、年齢も上で恩師に近い感じの方で当時大好きだった女性。
10歳以上年の離れた友人はいるけれど、恩師として出会うのと友人として出会うのとは違いますよね。
まさか数十年ぶりに本当に食事をすることになるとは。
会ってみたいとは思っていても、仲の良かった当時とは、生活も考え方も抱えていることも様々なことが変わっているはずなので、本当に会うとなると少し緊張してしまいます。
今回会うことになった理由は、彼女から仕事の依頼があったからでもあります。
会わなくても進められるのですが、
「都内に宿泊する予定なので、生きているうちに会いたい人には会っておきたいの」
とも言われました。
確かに、ここ数年の災害の多さに加えてこのコロナ禍です。誰がいつ急に亡くなったりしてもおかしくない時代。
そして、当日の待ち合わせ場所などを決めなければならないのでメールで打ち合わせ。
「場所はどこにしますか?」
「急に誘ったので(私の)負担にならないように近くまで行きますよ。どこでもいいです。何でもいいですよ」
と言っていただけました。
私の方から出向くつもりでいましたが、家から都内まで出るとなると1時間半はかかるので、近くまで来ていただけるなら助かります。
「では食事は、何がいいですか?」
と聞くと、和食で自然食がいいとのこと。
(それってオーガニック、野菜や玄米食?ベジタリアン?)
何でもいいって言っていたのに。私自身は好き嫌いがないので本当に何でもいいのですが。
残念ながら、私の地元にそのようなお店はありません。和食といえば、お寿司、うなぎ、懐石料理の美味しいお店ならあるけれど。
おそらくご馳走してくれるつもりでいると思うので、予算も気になります。
都内ならお洒落な自然食のお店が見つかりそうだけど、そういうお店って高そうー。
でも近くまで来てくれるならと、私の地元で美味しくてゆっくり出来そうな和食のお店と都内でお洒落なオーガニックランチができるお店を数軒ピックアップして送りました。
するとやはり都内のお店を気に行った様子。
「こちらのお店の予約をお願いします」とのこと。
全然うちの近くじゃないですけど、笑。
お店を検索で探して電話で予約って、この時点でちょっと面倒くさいなあと思ってしまういました。コロナで人と会う機会がめっきり減ってしまったせいでしょうか。
結局、彼女の望みを叶える形で約束が成立しました。
最初は「何でもいい、会えるだけでいい」と言っていたけれど、私の好きな食べものを聞いてくれることはなかったです。
都内にはときどき来ているそうですが。東京の電車は乗り替えも不慣れでしょうし、普通に迷いますよね。彼女は活動的で若々しいけれど、スマホのアプリもどの程度まで使いこなせるかわからないし。
そんなやりとりをしながら、ちょっとモヤモヤして「スナックキヅツキ」を思い出しました。
もともとこちらから都内に出向くつもりでいたし、私があわせることで何とかなるならいいのかな。
そして自分自身も、友人や夫に自分の好きなことばかり押しつけていないだろうか?とちょっと考えてしまいました。