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毎朝欠かさず見ていた、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」今日が最終回でした。
きのうの回は、本来なら涙涙だったはずなのに、全く泣けず感動できませんでした。
- もしも安子が、アメリカから何通も手紙を送っていたのに雪衣さんが隠していて届かなかったとか。
- るいも、じつはあのあと安子を追いかけたのに不運が重なり会えず、2人引き裂かれたとか。
- その後もずっと探していて消息を調べたけれど、なかなかめぐりあえず「母を訪ねて三千里」のマルコのようだったら?
これが母子のやっとやっとの再会ならばきっとこの回は涙が止まらなかっただろうな。
でも、そんなお話ではなかった。
安子はアメリカへ逃げて、るいは母も親戚もいなかったことにして生い立ちを隠して生きてきた。
それもなんか変。
雉真(きじま)の千吉さんはるいをとても可愛がっていたし。
雪衣さんだってるいには優しかった、勇ちゃんだって。
18歳まで雉真家できっと大切に育てられてきたはず。
ひとりで生きて行くと決心し雉真の家を出たのはいいけれど。
その後連絡もしないなんてるいは恩知らずなの?
安子もるいもお互いに探している様子もなく、求め合うような描写もなく、最終回に向けて突然畳みかけるような流れと不自然すぎる展開に目が点になってしまいました。
出演されていた役者さんはみんな好きな方ばかりなのに。
深津絵里さんの歌も演技も素晴らしかったし、川栄さんも英語のセリフは相当努力したと思うし、いつも明るく自然な演技で好感が持てた。
母子の再会に涙するひなたの涙の演技にはもらい泣きしそうになった。
そういえば安子が稔さんや家族のお墓参りに行くようなこともなかったな。
そこは時間の関係でいろいろと描けないのだから想像してということ?
はじまりの安子編がとてもよかったからずっと見続けて、いつかどこかでと期待して毎日頑張って視聴してきたけれど。
思い返してみれば、
安子のときは、ベタだけど稔さんとの初恋にドキドキした。
でも、るいとジョーはなんで惹かれ合ったのか。孤独だったるいと戦災孤児のジョーだから?
その割にはジョーの子どもの頃の苦労や辛さ、さみしさがあまり伝わらなかった。
ひなたと五十嵐の恋と別れなんてさらに不可解で謎展開過ぎて入ってこなかったし。
そのたびに、ドラマなんだから多少の無理な展開は受け入れなきゃって、、、。
でも結局、ナレーションだらけの最終回。
そこに至るまでのエピソードが見たかったです。
今までのお話は全部、100年の物語のラジオ英会話のテキストだったってオチなの?
ドラマなんだからドラマチックな展開を期待してた。彼女たちの生き方に自分を重ねたり、ドキドキハラハラわくわくしたかったです。
せっかく今まで見続けてきたのになんだかな、もっと感動したかったな。
気持ちを切り替えて、来週から始まる沖縄が舞台の新しい朝ドラ「ちむどんどん」に期待します。
沖縄といえば「ちゅらさん」で文也君がエリーを追いかけて抱きしめるシーンは涙涙で胸が熱くなったことを思い出しました。
あのシーンでは、2人を見守る菅野美穂さんの涙にさらにもらい泣きしたのです。
さわやかで胸が熱くなるそんな朝ドラがまた見たいです。